いつ訪れても清々しい気分にさせてくれる、まっすぐな緑の列が並ぶブドウ畑。家族を連れて、再びナパにやってきた。
今回は色々なキャベルネを試してみようということで、 Silver Oak と Stag's Leap Wine Cellars の二軒を訪れた。
最初のストップは Silver Oak Winery(www.silveroak.com)。白い塔がトレードマークで、市販のワインボトルのラベルもこの塔が必ず描かれている。
ウェブサイトではワインに合わせる料理のレシピを色々紹介している。エアルームトマト、アボカド、モッツァレラチーズなどを使ったビタミンカラー満載の「モザイク」サラダは簡単かつ見栄えする一品で、ディナーパーティーで使えそう。
ルビー色のぽってりとした薔薇が咲き乱れるワイナリー。
この季節はラベンダーも満開。
予約がなくても試飲ができるシルバーオークはキャベルネを中心にワイン造りをしている。深みのある2012年のキャベルネがとても美味しかった。
テイスティングは30ドルだが、気さくなスタッフがたっぷりと注いでくれて、ワインを購入すると料金を割引してくれた。ありきたりなワインの説明ではなく、スタッフの自然な会話が良かった。
ブドウ畑は何度見ても飽きない。本当に気持ち良い。
次は Stag's Leap Wine Cellars へ(https://www.cask23.com/)。
テイスティングは外で行われる。
先月ナパを訪れた際、1976年にフランスで行われたテイスティングでまだ歴史の浅いシャトーモンテレ―ナがシャルドネ部門の一位に輝いたと話しましたが、Stag's Leap Wine Cellars も当時キャベルネで高得点を取り、今となってはカリフォルニアの老舗のワイナリーの一つ。
上はこの夏ではなく、前回訪れた時の写真。ワイナリーのクラブメンバーである友人と訪れたので少しテイスティングの内容が違った。このお兄さんは先週も一生懸命にワインを注いでいた。
Stag's Leap に来るのは二度目なのに、前回教えてもらったことをすっかり忘れていたリルケと私。テロワールが隣同士でも味が全く違うものになるんですよと、スタッフが丁寧に教えてくれる。
例えば、SLVと記されたテロワールは、火山灰堆積物(?)が土に入り込んでいるだかなんだかで、すぐ隣の Fay のブドウを使っているまろやかなワインに比べ、SLVの方は「ヴォルキャニック」な味がするらしい。
火山性の味・・・言われてみればする、かな・・・。ヴォルキャニック、ヴォルキャニックとしつこく言われ続けているうちにそんな感じがしてくるのが不思議。
今回試飲したワインはどれもとても美味しかった。一番高価なワインを注ぎながら、「これこそイエスのジュース」だと陽気なスタッフが自慢した。
四人で二つのテイスティングをシェアしてちょうど良い量。45ドルのテイスティングはワインを購入すると無料になる。また、試飲した4つのワインの中で SLV キャベルネ(例のヴォルキャニックなやつ)が好みかなとスタッフに話したら、味のプロフィールが似ている他のキャベルネも試飲させてくれた。
ご馳走様でした!