カテゴリ:旅に待ったなし( 36 )

彫刻の森

一時帰国記録の続き。

旅館の近くにある、彫刻の森美術館。20年ぶりに訪れた。

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カール・ミレスの『人とペガサス』。横向きに飛ぶペガサスを見ると、子供の頃の思い出がわっと戻ってきた。

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曇りがちの日で、セピア色に染まる敷地。

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池の方に向かうと、人が鯉に餌をやっている。

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子供の頃から、黒くて大きい鯉が、ちょっと怖い。

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ピカソ展でミミズクの水瓶に見入っているあの眼鏡の白人カップルは、箱根登山鉄道で私たちと同じ車両に乗っていたような。同じルートを辿っているのかな。外国人の観光客が割と多い。

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ヘンリ―・ムーアの作品をいくつか見て思ったことですが、ピカソが目や鼻や耳などをしつこく強調する一方、ムーアはこれらをスムーズに簡略化してしまっている所が面白い。こうして様々なスタイルが楽しめる美術館ですね。

上は井上武吉の『マイ・スカイ・ホール(天への道)』。

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エミール・アントワーヌ・ブルーデルの『雄弁』。他、『自由』、『力』、『勝利』を象徴する強そうな4人組で並んでいる。

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こちらはニキ・ド・サン・ファールの1968年の作品。懐かしい。『ミス・ブラックパワー』っていうんですね。今回初めて知りました。

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これで「文化的なこと」も一つできた。帰りは小田原城を遠目に見がてら、二宮金次郎を祀る報徳二宮神社でお参りをすることに。

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神社の中を歩いていると、きんじろうカフェという店を発見するが、あいにく閉店時間を過ぎている。

二宮金次郎のシルエットをココアパウダーで描いた、こんなかわいいカプチーノが飲めるらしい。「きなぽん」とかいうデザートも、何だかよくわからないけれど、美味しそう。

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夜の食事は、明治26年に創業した老舗の料理店、「だるま」にて。お寿司や天ぷらなどを大量に注文。

冷たい風に吹かれて一日中歩き回っていたので、温かいキンメダイの煮付けが殊更美味しい。

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混沌とした商店街でロザモンドの足が止まった。「わたし、スズカマ買ってくる!」と鼻息を荒くして店に飛び込んでいった。「わたしはカステラ焼き食べてくる」とジュリエットも人混みの中へ。

外のベンチで一服していると、ピカソ展と、その後またカフェで見かけた外国人カップルが、なんとここにも現れた。ロザモンドと一緒になって、鈴廣かまぼこを無言でじっと見ている。声をかけようかなとも思ったけれど、かまぼこという物体を不思議がってはいるもの、困っている様子ではないようだ。

今度は若い白人男性が、地球を担ぐアトラスのように巨大なリュックをしょってやってきた。カステラ焼き箱根饅頭をその場で焼く様子を真剣な目で眺めている。ちょうど隣でジュリエットが焼き立てをぱくりと食べるのを見て、僕も欲しいなと思ったらしい。もたもたとリュックからジップロックに入った日本円を取り出し、一万円札でカステラ焼きを買っていた。それを一口食べると、若者は一瞬にして無邪気な笑顔になり、ぼーっと見ていた私に、「これ、美味しいよ!」という表情で微笑んできた。

こちらまで何だか嬉しくなってしまって、日本に来てくれてありがとうと伝えたかった。


箱根の旅、おわり。次回はもう少しゆっくりしたい。



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by majani | 2017-03-16 13:41 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

ポイントレイズの一日

冬はどうも運動不足になってしまう。リルケに誘われて、久々にハイキングに行ってきた。

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向かったのはポイントレイズ。以前はここでエルクの求愛を観察したが、今回はペニンシュラの南側の Palomarin Trailhead から歩き出し Alamere Falls という滝を見る目的だ。

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最初に出会ったのは、カリフォルニアでよく見かける真っ青なカケスの一種、California scrub jay 。

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木のてっぺんに、小さな丸いシルエット。双眼鏡で確認してアンナハチドリ(Anna’s hummingbird)だと分かった。まるで派手な帽子を被っているような赤い頭が雄の特徴。

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小鳥が多いトレールで、姿が見えなくても茂みの中から聞こえてくるさえずりと波の音がハイクのBGM。鳴き声で鳥の種類を教えてくれるアプリってないのかな。

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パロマリンのトレールはダグラスファーとユーカリの木が目立つ。

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海岸から少し離れ森の中に進んでいくと、ところどころに池や小さな湖がある。上は「ペリカンレイク」というが、ペリカンはお出かけ中なのだろうか。

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最近の大雨でトレールは以前になく青々としている。

基本的にはルピナスや、西部劇に出てきそうなセージブラッシュ、また赤がかったコーヒー豆のような実をつけるカリフォルニア・コーヒーベリーなど、乾いた地域で育つ植物が多い。

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それにしてもアラミア・フォールズが全然出てこないぢゃないか!泥道に飽きてきたころ、違うルートから歩いてきた、ワイルドキャット・キャンプ場に向かっているボーイスカウトたちに遭遇した。

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ボーイスカウトのリーダーに滝を探していると話してみると、どうやらリルケと私はずっと前に曲がる地点を逃していたようだ。若者たち、助けてくれてありがとう。

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アラミア・フォールズにやっと到着。滝も良いけれど、海の方がドラマチック。

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見晴らしがよい崖の先っぽにリュックを下ろし、グラノーラやチョコレートを食べながらの休憩。

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若いミヤマシトド(white-crowned sparrow)がすぐ側までやってきた。成長したミヤマシトドは冠がシマウマの模様のように白と黒に変わる。

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ミヤマシトドもランチタイム。ぴょこぴょこと飛び跳ねながら、草と砂利の中から餌を見つける。

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ピンと背筋を伸ばし、何かが気になる様子。崖の裏からアカオノスリ(red-tailed hawk)が気持ちよさそうに巡回してくると、ミヤマシトドはしゅっと茂みの中に消えてしまった。

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アラミア・フォールズが折り返し地点。そろそろ出発です。

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午後の優しい光で、トレールの表情が少し変化している。迷子になった時間も含めて半日がかりで楽しんだ out-and-back ハイク(同じ道を歩いて戻ってくるという意味)だった。

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帰りの道はとても静か。

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途中で車を降り、ディナー中のイソシギの群れを見つける。

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最後にもう一度、ポイントレイズを確認。ちょうど日が沈むところだった。




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by majani | 2017-02-19 10:12 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

星空により近く

ハミルトン山の Lick Observatory までドライブをしてきた。

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リック天体観測所は、10校に及ぶカリフォルニア州の公立大学システムに在籍中の天文学者が利用する研究施設だ。

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うねうねした山道をカタツムリのペースで一時間近く上る。なかなかドーム型の天文台との距離が狭まらない。

やっと何か白い建物が見えてきたと思うと、研究者たちの宿舎だった。写真の右下に見える貨物列車のような形の宿舎で、私たちと同じ身分の大学院生や研究者が生活しているのだ。

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彼らは星空の学者たち。主に夜に仕事をするので、日中は寝ている。学者たちを起こさないように「静かにお願いします」と看板が立っていた。

夕方までは研究所の一部が一般公開されている。

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ロビーに入ったところに、「グーグルありがとう」のバナーが垂れ下がっていた。グーグル社から資金が出ているらしい。

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天文台の中。

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その昔の天文学者たちは、自分の目に頼るしかなかった。上は、エドワード・エマーソン・バーナードが、1891年7月に望遠鏡をのぞきながらスケッチした天体の観察記録。

数年後、バーナード氏は木星の五つ目の月を発見する。

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リルケは子供の頃、家族と時々リック天文台に来ていたという。「どうしても雪が見たかったから」だそうだ。

ナンデモアリフォルニアの冬は毎年暖かくて滅多に雪を見ないが、天文台の裏に回ってみると、

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誰かが作った雪だるまが、土交じりの少し不満気な表情を浮かべ、研究所の裏口を見張っていた。ニンジンを使っていて、けっこう本格的だ。

作ったのは、遊びに来た子供、それとも、眠れなくなってしまった学者だろうか。

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夕暮れ。そろそろ星空の学者たちの一日が、スタートする。



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by majani | 2017-01-30 09:07 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(2)

ラトビアのウェディング

「僕たち、なんていう村に行くんだっけ」

「さあ」

幸先悪い会話で始まった二時間半ほどのバス旅。ラトビア紀行の続きです。

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そもそもラトビアに来たのは、ラトビア人とロシア人の友人カップルが結婚式に招待してくれたため。挙式はリガの旧市街のホテルで行われた。

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妖精のように華奢な新婦。彼女のヴィンテージ風のドレス姿は美しかった。

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挙式が無事に終わり、私たちは毛皮やコートをまとい、小さなバスに乗り込んだ。リガを離れたカントリーサイドで披露宴とダンスパーティーが行われる予定だが、ゲストたちはその場所の名前が思い出せないまま、英語を喋らないバス運転手に運命を委ねる…。

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バスに揺られているうちに眠ってしまった。目が覚めると、石畳の街はとっくに消えていて、窓の外はビロードのような暗闇が広がっていた。

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たどり着いたのはゲストハウス。翌朝、やっと外からの様子が分かった。

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新郎新婦はまだおめかし中。披露宴会場でホットワインをすすりながら、カップル宛てのメッセージを書き込む。メッセージカードは、ゲスト一人ひとりにカスタマイズされていて、愛や結婚に関する引用文が印刷されている。

私のカードには、オスカー・ワイルドの喜劇 A Woman of No Importance より、「愛されていて、貧しい者などいるだろうか」の言葉。

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田舎のラスティックな雰囲気に合わせて、テーブルセッティングは、静かな森林を想起させる色調。松ぼっくりや白いアネモネなどを使っている。

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肌寒くて、ホットワインをジュースのようにぐびぐび飲んでしまう。ワイン、ホットワイン、ウォッカ(ストレートで)が一晩中注がれているが、不思議とビールは見当たらない。

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ディナーも美味。

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新郎新婦がファーストダンスを披露する。会場に大きな円を描きながら、軽やかなワルツを見事に踊り切る。

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ラトビアの結婚式はゲストも新郎新婦も大忙し!

ゲームあり、スピーチあり、最後には地面が凍っている外に追い出されて、暗闇の中でラトビアの伝統的な民族ダンスを皆で踊る企画まで。速い回転が多い踊りばかりで、まるでジムに来たような運動量。一方、クリップボードを持っている司会者は、英語、ラトビア語、ロシア語の三カ国語を操り、一晩中しゃべり続けていた。(「はいッ、ここで掛け声をお願いします!」と、三カ国語で踊りも仕切っていた。)いやはや、大変な仕事だ。

カップルでダンスの上手さを競う dance-off まで参加させられる。こういうの大の苦手なのですが、ジェームズ・ブラウンがたまたまかかってきて、ワイン漬けになっている私の中で何かがスイッチオン。「一番フットルース(footloose)なカップルで賞」をありがたく頂きました。

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へとへとになって、ゲストハウスに戻ったのは深夜3時頃。朝の7時までずっとダンスパーティが続いていたそうだ。ラトビア人、ロシア人強し!

人生で一番頑張った結婚式だった…

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晴れて、数時間後の朝ごはん。トリュフ和えのカプレーゼのようなサラダや、チーズ、ハム、ポテト、オムレツ、ヨーグルト、お決まりのニシン、そしてラトビア式のクリームたっぷりの、まろやかなオートミール。

熱~い、ブラックコーヒーも。ラトビアのコーヒーは、酸味が少なくて、私の好み。

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まだ誰も起きてこない様子なので、リルケともう一組の早起きカップルを誘って、外を散歩する。

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昨夜、バスを降りた時は何も見えなかったけれど、こんなに素敵な場所だったのね!と確認する。

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普段はナンデモアリフォルニアでヤシの木ばかり見ているので、何もかもが新鮮。真冬のラトビアの風景は美しい。

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牛小屋(かな?)やゲストハウスの方向を指す看板。

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干し草の俵がぽつぽつと見えてきた。動物や鳥の気配が全く無いのが不思議。

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人の気配も、ない。

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ゲストハウスに戻ってくると、ようやく他のゲスト達が朝ごはんを食べに降りてきた。

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迎えのバスがもう砂利道の先まで来ていると、誰かが報告する。もう一杯だけコーヒーを飲んでいこう。この風景を見るのは、最初で最後かもしれないからね。

のんびりラトビア紀行、おわり。付き合っていただき、ありがとうございました。



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by majani | 2017-01-27 06:13 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

リガの旧市街

ラトビア紀行の続き。
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季節外れになってしまいますが、クリスマス直前のリガの話。

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12月のリガの旧市街は、どこへ行ってもクリスマスムードで賑わっていた。

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ホテルで渡された地図に載っていないような狭い路地に、いきなりクリスマスツリーが立っていたりする。

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そもそも、ラトビアはクリスマスツリー発祥の地だとか。木を初めて飾り付けしたのはうちの方が早かった、いいやうちだと、お隣さんのエストニアと長年喧嘩をしているらしいが、いずれにしてもクリスマスマーケットに力を入れているのがうかがえる。

上はクリスマスマーケットの入り口。

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雨交じりの雪が降る寒い朝の散策は、ホットワインを飲みながら。どこでも売っているけれど、シナモンやクローブなど、スパイスの塩梅が若干違うので、飲み比べをしてみるのも楽しそう。(値段もちょっとずつ違う。)

私たちが選んだ2,50ユーロのホットワインはジンジャービスケットが付いてきた。

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クリスマスマーケットを始め、リガのレストランやバーではドイツ語の Glühwein、また、ラトビア語の karstvīns の表記が目立つ。確かに、ホットワインを飲んでいないとやり過ごせない極寒。ラトビア版のホットワインはウォッカが入っていることも。

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手作りのハチミツとジャムに、タンポポのように黄色い花粉が散らしてあるダークチョコレート、クリスマスクッキー、キャンドル、出来立てのパン、ガラス細工、そして毛皮までを売る様々な屋台が設けられている。

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売り物の写真をパシャパシャ撮りながらだと煙たがられるので行儀良くケータイはしまっていたが、この如何にも冷たそうな石畳の街中にぽつりぽつりと光る屋台のランプと、色鮮やかな焼き菓子や商品は、ちょっとしたオアシスに感じられた。

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何故かウサギと羊もいる。食べられてしまうわけでは…なさそう。

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クリスマスマーケットを後にし、ホットワインを飲みながらぶらぶら歩いていると、雑貨や小物を売るテント状のマーケットに出た。木製のおもちゃに、飴玉のようなガラスの指輪や、ラトビアの伝統に根差したパターンの編み物がずらりと並ぶ。あれもこれもと、たくさんお買い物をしてしまいそう。

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この屋台のお兄さんだけは流暢な英語を喋っていた。(久々に、そして一瞬だけ、言葉の霧のモヤモヤが開けて嬉しかった。)決して高価な物ではないけれど、家族が喜びそうな物をひとつ、ふたつ買うと、お兄さんは赤いノート帳に記録を付けた。

最後に、「来年は酉年だね、おめでとう」と言われる。まだ何かがロストイントランスレーションだなあと首をかしげながら、次に行く。

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さて、ラトビアといえば、手製のミトン。指の部分が三角形になっているのが特徴で、詳しくは知らないが、パターンや色に意味があるらしい。2016年に和訳が出た『ラトビアのミトン』 がおススメよと、178コの伝統的なパターンが載っている編み物の本を店員が見せてくれた(拝見させてもらった英語版はこちら)。

こんな高度なミトンを編む自信がない私は、ラトビアのおばあさん達が編んだ物を一双ずつはめてみた。東京の冷える朝の散歩用にと、暖かいミトンを日本に住む家族に持ち帰ることにした。



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by majani | 2017-01-19 07:50 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

霧のラトビア

不安になるほど小さなバルト航空の飛行機に乗りこんだ。ベルリンで引き留められて半日以上つぶれてしまったが、いよいよラトビアへ。

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石畳の街、リガ。旧市街の Radi un Draugi ホテル(ラトビア語で友達と家族という意味)に泊まっている。

向かい側のフレンチビストロは深夜を過ぎてもシャンソンを引き続き流している。ビストロの名前がまた良い。ボンヴィヴァン、つまり、楽しく生きる人だ。

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最後に見たのがベルリンのゲシュタポ資料館だったためか、二人とも相当気分が沈んでいる。せめてボンヴィヴァンで何か食べないかとリルケを誘ってみるものの、彼はベッドを乗っ取ると一向に動こうとしない。私は一人で夜のリガの街を散策する…ほどの元気は流石になかったけれど、近くに Narvesen というコンビニを発見し、そこで調達した飲み物やチーズサンドイッチをホテルに持ち帰った。

サンドにはレリッシュみたいなピクルスが沢山入っている。ここはピクルスが盛んな国なのかしら。良い旅になりそう―そんな予感をさせる、コンビニで買ったとは思えないほど美味しいサンドだった。

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翌日、ホテルのレストランで朝食を取る。ミニマリストなデコールは一見、北欧デザインを思わせるが、色彩の使い方や飾ってある絵の感じは、やはり何となく東欧の香りがする。

といっても、私はバルト三国は今回のラトビア訪問が初めてで、「東欧ぽい」漠然とした印象や、慌てて調べたラトビア語(とロシア語)の欠片しかない、未知の世界だ。言葉が通じない国で生活をするのはまるで霧の中を歩いているようだと、母が昔言ったことがあるが、コミュニケーションが取れない異文化の霧の中で、「これは東欧ぽい」とふと感じさせるのは、何だろう。霧の中を歩くこの感覚は、ラトビアにいる間ずっと続く。

朝ごはんを食べに降りてきて、ホテルスタッフに速いラトビア語で何か話しかけられた時、私は記憶の底からとっさに引っ張り出した「おはようございます」としか返答できなかった。(敬語の仕組みが分からないから、「おはようさん」みたいな変な言い方だったかもしれない。)う~ん、霧はまだまだ深い。

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ビュッフェに並ぶものは全て英語で記されているので分かりやすい。例えば、酢漬けのニシン三種類、ローストポテト、クレープ、手製ヨーグルト。半熟卵は「3分」「5分」と、茹でてある時間別に記されたバスケットの中に寄り添うように詰まっている。「ラトビアのハム」とか「ラトビアのチーズ」とか丁寧に書いてあるけれど、ラトビアのハムって何だろう。

ニシン美味しい!ここはやっぱりピクルス天国なのね!とわあわあ騒ぎながら、おかわりをする。

ピクルスといえば、後日、また Narvesen のサンドイッチが無性に食べたくなり調べてみたところ、ノルウェーのコンビニ系列だと知る。ラトビアに騙された(?)気分だが、そういえばノルウェーの料理もニシンを酢漬けにしたり、ピクルス系のものが多いような。寒くて海に面している場所に住む人々はなんでもピクルスにしちゃうのかしら。これももちろん、霧の中の勝手な解釈ですが・・・。

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ところで、このホテルの部屋のバスルームをどう思われますか。オレンジ色のチェック柄に最初はびっくりしたが、変に愛着が湧いてきてしまう。



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by majani | 2017-01-17 07:31 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

ベルリンで足止め

ベルリンに着いたのは、リガ行きの小さなプロペラー飛行機がすでに飛んで行ってしまった二時間後のことだった。

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リルケと私は友人の結婚式に参列するため、ラトビアに向かっている。しかしニューヨーク発の便が三時間も遅れてしまった。次のリガ便は夜までないと冷たくあしらわれ、着たきり雀の私たちは寒空のベルリンの街を半日彷徨うことになった。

とりあえず、哀しいベルリン空港を出ようとタクシー乗り場に急ぐ。ブランデンブルク門に行きたいのだけどと、緑のトラックスーツを着たトルコ系ドイツ人の運転手に相談する。そんなツマラナイもの見に行きたいの?と運転手は不思議がりながら、煙草の火を消してエンジンをかけた。

空港から直接世界遺産にタクシーで乗り付けようとした私たちに好奇心をおぼえたようで、彼は運転しながら「あれは政府の建物だ」「これはナントカ公園だ」と片言な英語で説明をし始めた。最後は心配そうに「チュース」と手を振ってくれた。

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Brandenburger Tor に到着。夜になるとライトアップされてとても綺麗だそうです。

広場で読んだ看板の受け売りですが、1737年~1860年の間、ベルリンの街は「税関壁」で囲われていた。関税の徴収を容易にする目的で市街地の回りに壁が建設され、ドイツ各地へと繋がるメジャーな街道と交差する場所に関税門が設けられた。ブランデンブルク門はその関税門のひとつだ。

第二次世界大戦後、ベルリン東西の共同作業によってブランデンブルク門は修復されるが、後に門の東側にベルリンの壁が建設され、ブランデンブルク門は東ベルリンの最西端の行き止まりとなる。再び門の下を自由にくぐれる日が来るのは、1989年のベルリンの壁崩壊後となる。

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寒くて仕方がなくて、集中できない。コーヒーが買えそうな店がないかウロウロしていると、灰色の石が幾何学的なグリッド状に並ぶ広場に出た。

何だろうと近づいてみると、石の間を人がぽつりぽつりと一人ずつ消えてゆく。Denkmal für die ermordeten Juden Europas(虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑)だ。

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地面がうねうねしているため、石碑の間をすり抜けていくと、広場の外からは人間が地面の中に飲み込まれていくようにも見える。地下にはホロコーストの資料館がある。


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ベルリンの州議会(Abgeordnetenhaus)はクリスマスツリーで華やかになっていた。

ポツダム広場付近で良さそうなカフェを発見するが、メニューがすべてドイツ語だ。また、店員の英語がとても怪しい。

そういえば、サザエさんの漫画に、サザエさんが女友達とレストランで、「どうする、メニュー全部横文字ヨ」「大丈夫ヨ」とこそこそ相談しながら適当に注文すると、高価そうな料理が大量に出てきてしまうというのがある。コーヒーらしきものとソーセージらしきものを「ズヴァイ!」だの「アイン!」だのとりあえず知っている数字と共に読み上げてみた。言葉が分からない国で店員とやりとりをする妙なスリルを味わうのは久しぶり。

寒さで鼻の先がピンクになっているスペイン人の若いカップルがやってきた。このカップルも横文字ヨ、大丈夫ヨと話しあっている。すると英語で、「私たちサムイ!アルコール?テイクアウェイ」と必死に店員と交渉しはじめた。「アルコール」が通じなかったようで、しばらくの間やりとりをしていたのだが、やっとひらめいた店員が、「ああ、アルコホル?アルコホル、これ、クリスマスドリンクね、テイクアウェイオーケー、だんけしゅーん」と笑い、商談が成立。若者たちは紙コップに入ったホットワインを頬にあて、腕を組んで店を出て行った。

ちょうどその頃、カプチーノが二つと、ソーセージが一本、運ばれてきた。

「コーヒーとソーセージは変なコンビかなあ、おかしいと思われてるかなあ」とリルケが心配している。たぶん変だけれど、外国で自意識過剰になっていたらキリがない。旅に待ったなし、午後2時にソーセージが食べたくなったら、食べれば良いのですと、私は考えてしまう。

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残りの時間で Topographie des Terrors を訪れた。

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1933年~1945年、ゲシュタポとSS(ナチスの親衛隊)の本部の跡地に作られたナチスドイツに関する資料館で、入場料は無料。

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ゲシュタポやSSの歴史・機関構造に関する事細かな解説のほか、ユダヤ人を始め、ユダヤ人を助けようとした人々、インテリ、女性、ゲイの人に対する残酷で非道な行為が、当時の新聞記事、プロパガンダとして使われたポスター、写真など、沢山の資料を通して淡々と伝えられている。

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解説が全てドイツ語と英語なので、訪問する際は言葉が理解できる人と来るのがベストだと思う。

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建物の外。拷問などに使われていた地下施設や、ベルリンの壁の一部が展示されている。

そうこうしているうちに、空港に戻る時間になっている。ビールを一杯も飲まないままドイツを後にするのが残念だが、こうして再訪する理由を一つ残しておく。

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とにかく温かいものを…と空港のレストランにふらふらと入った。ベルリン空港で飲んだパースニップのスープは赤いペッパーコーンとオリーブオイルが散らしてあった。

隣のテーブルの男性が、バームクーヘンを美味しい美味しいと呟きながら食べていたのが、印象的だった。




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by majani | 2017-01-10 10:14 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

UCLとベンサム

ロンドン「下見旅行」の続きです。

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限られたフリータイムの中、University College London の資料館や博物館を回ることができた。UCLはロンドン大学の数多い学校の中、最も古いカレッジだ。

以前、ハイドンと牡蠣に関する思考実験を紹介した。その記事でも触れた功利主義の父とされる哲学者、ジェレミー・ベンサム(1748年~1832年)の遺体が auto-icon (オート・イコン)として生前の姿そのままに保存されており、キャンパスで展示されている。

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参照:UCL Bentham Project

ベンサム自身の遺志によりミイラがUCLに残されたわけだが、顔の部分が生々しすぎたとのことで(UCLが使っている表現は “decidedly unattractive” )、頭だけ蝋のものに替えられている。ベンサムは死ぬ前の10年間ほど、自分のオート・イコンに使う目的としてガラス製の目玉をポケットに入れて持ち歩いていたという一説がある。

今なお、大学の評議会の会議にはベンサムのオート・イコンが運ばれ、「ベンサム教授も出席されたが、賛否には加わらなかった」と議事録に記録されるらしい。

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ベンサムは19世紀前半にわたり、政治社会の正しい目的とは社会を構成する人々の「最大多数の最大幸福」であると説いた。

政治家であれ普通の庶民であれ、社会におけるステータスに関わらず、 “every individual in the country tells for one; no individual for more than one” というベンサムの考えは、イギリスを始め、アメリカやフランス、後に世界中の民主主義に多大なる影響を与えることになる。

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また、大学は幅広い階級の者を受け入れなければならないとベンサムは考えた。その理念に応え、オクスフォードやケンブリッジなどに対し、学生が高い授業料や宿泊料を払わずに実家から通える都心の大学として設立されたのがUCLだ。

あいにく、私たちがUCLを訪れた日はベンサムのオート・イコンはどこかに借しだされていたらしく、見ることができなかった。過去にベンサムの政治哲学について学部生を教えていたことがあるので、普段彼が座っている大きな木製の箱の隣に立つだけでも感慨深いものだった。

ところで、オート・イコンは立派な展示室に置いてあるのかと思いきや、若い学生が慌ただしく行き来するがやがやした廊下の隅に奥ゆかしく座っている。庶民の利害を推進したベンサムの性に合っているともいえる。

ロンドンの旅、続く。



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by majani | 2016-12-21 09:40 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

来世はカバと

ロンドン「下見旅行」の続きです。

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ロンドンレビュ―ブックショップで本を買い漁った後、近くの大英博物館に寄ることにした。入館無料なので、ふらりと立ち寄ることができるのが嬉しい。金曜日は夜8時半まで空いている。

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微笑を浮かべる奇妙な人頭有翼獣の像。新アッシリア王国時代の首都ニムルドにおける、アッシュールナツィルパル二世(紀元前883年 - 紀元前859年)の王宮の門を守護していた。

何か違和感があるなと獣とにらめっこをしていると、脚が一本多いことにふと気付く。

像は計五本の脚があるが、前から見ると前足だけが目に入り、横から見ると四本の脚を使って歩いているように見えるのが特徴だとある。最近フランスに行っていたリルケの話では、パリのルーヴル美術館にも同じ人頭有翼獣の像が展示されているが、そちらでは獣が実際に五本の脚を持っていると解釈している。

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守護獣である鹿を抱えているアッシュールナツィルパル二世の姿を描いたレリーフ。

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他に水中で戦う場面など(ペンギンのような丸々とした個体の魚が面白い)様々な壁面彫刻が展示されている。

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アッシリア王朝を離れ、古代エジプトの展示室に移る。大英博物館といえばロゼッタ石、古代エジプトの彫刻やミイラのイメージが強い。こちらはライオンの頭を持つエジプトの女神セクメトの彫刻。パピルスの茎を片手に持っていたり、座っていたり、色々なポーズを取るセクメト像。

日が落ちた後に訪れると展示室が薄暗く、スリリング。

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そこへ色白で可愛い日本人の女の子たちが「猫のミイラがあるらしいんだけど、どこかなあ!」「ね!早く見つけたいね」と明るく話しながら部屋に入ってきた。

猫もそうですが、古代エジプト人て色々な動物をミイラにしちゃったんですね。鳥、子牛、ワニ、サルまでのミイラが保管されている。少し猫背のヒヒのミイラはまるでしゃがみこんでいる小さな子供のようで、実に不気味だった。

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古代エジプト人は死んでも楽ができない。来世でも畑仕事をしなければならない可能性があり、そこで自分の身代わりとなる shabtis というミイラの形をした焼き物を何体か一緒に埋める習慣があったらしい。

カバの置物なども墓に入れるが、守護獣である一方、危険な動物でもあるため、足の部分を意図的に壊した状態でそうする。カバや分身のお手伝いさんたちと一緒に来世を始める・・・頼りになりそう。

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ミイラもそうとう面白いのですが、私は小物や装飾品に惹かれました。こちらはアヒルの形をした化粧箱。何千年も前から女性は鏡に向かってメイクをしていたのだなあ。

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がらりと変わって、中世ヨーロッパのチェスセット。クジラの歯やセイウチの牙の彫り物で、こつりと重たそう。

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チェスピース一つ一つの表情やジェスチャーがこれまた面白いのです。

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大学がミュージカル「マンマ・ミーア!」のチケットを取ってくれたため、ウェスト・エンドの劇場に急ぐ。

ごちゃごちゃした路地を歩いてゆくと、大勢の人がレストランやバーの外で小さなテーブルを囲い、煙草をすぱすぱ吸いながらビールを飲んで楽しくやっている。ロンドナーにとって、この寒さはなんでもないようだ。

ロンドンの旅、続く。寒いけれど、まだ続く。





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by majani | 2016-12-08 07:32 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

ロンドンレビュ―でお茶

ナンデモアリフォルニア生活が長いリルケと私は、国際的なロンドンに暮らせるのだろうか・・・。ロンドン生活を検討する「下見旅行」の続きです。

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外国で旅行をするときは、必ず本屋を覘くようにしている。メイダ・ヴェールの物件巡りの後、ミーティングを済ませて London Review Bookshop に向かった。

Tottenham Court 駅で地下鉄を降り、イギリスっぽいなあと感じさせる立派な傘屋の前を通る。古本屋もチラホラと目に入る。

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さて、日本に住む母は、エッセイや書評が搭載されている London Review of Books を20年近く購読している。母に影響され私も最近になって読むようになったが、ムヅカシイ書評ばかりでよっぽどの元気がないと読みほどけない。

そのLRBが大英博物館の近くに本屋とケーキショップを構えている。一度行ってみたいとずっと憧れていた書店。今回、その夢が実現した。

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寒い寒いと手をもみ合わせながら歩いていると、暖かいハチミツ色の光が灯るロンドンレビュ―ブックショップが見えてきた。イギリス人作家の最新の本が平積みになっていて、アメリカの書店と全く違うセレクションで楽しい。

母に頼まれていたジョン・バーンサイドの本を探すのを手伝ってほしいと店員に相談する。母は長年LRBの愛読者で、私がロンドンの店に来ることを聞いてとても喜んでいたと話すと、店員は大興奮でLRBの最新号をおまけにくれた。マムによろしくねと、とても優しい店員さん。

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本屋の一部はカフェになっている。

何冊か本を買った後、隣のケーキショップでリルケと一休み。アールグレーに、ローズとピスタチオのケーキを注文する。甘すぎず、中がしっとりしている上品なスポンジは紅茶と良く合う。

いつの日か、ここでお茶をしに母と一緒に訪れたい。英文学に興味を持たせてくれた本好きな母にとても会いたくなった一日でした。

ロンドンの旅、続く。




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by majani | 2016-12-06 06:28 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)


ナンデモアリフォルニアの某大学院で研究中。海外生活、旅、散歩で出会った生き物などの記録です。たまに哲学や語学に関するエッセイもどきも。


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