タグ:食べ物 ( 27 ) タグの人気記事

サンフランシスコ散歩

ロザモンドの訪問に肖り、サンフランシスコで遊んでいました。

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日本からの訪問客がいると、普段はしない観光ができてとても楽しい。今回は地下鉄などを使わずに、散歩好きな二人組で徒歩であちこち散策した。

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スタート地点はユニオンスクエア。今日もケーブルカーが、ガタガタ走っている。

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まずは、サンフランシスコの定番ベーカリー Boudin で、くり抜いたサワードーブレッドいっぱいのクラムチャウダーを食べる。(www.boudinbakery.com/Boudin_SF)

夏は、Hog Island Oyster のクラムチャウダーの方がさっぱりしていて美味しいと私は思うのですが、サンフランに来たぞ!という感じがするのは文句なくブーダン。

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パウエル駅からBARTに飛び乗っても良いけれど、せっかくだから、スパイス屋さんを覘いたり、 See's Chocolate でチョコレートを試食したりしながら、マーケット街沿いをエンバーカデーロまでてくてく歩く。

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フェリービルディングに到着。

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裏側はボードウォークになっていて、ここからソサリートなどに渡るウォータータクシーなどが出ている。

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気持ち良い~、ここに住んでいたら毎日来たい~と喜んでくれているロザモンドと歩いていたら、

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あっという間に Pier 39 に到着。

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楽しいお土産探し。

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風が少なくて、本当に良いお天気。

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ここで、ちょっと休憩。

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海を眺めながら、白ワインサンプラーで乾杯。サンプラーなのに、けっこうの量。

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アシカたちもぐえぐえと鳴きながら、仲良く日向ぼっこ中。

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ほろ酔い気分で、カラフルなイタリア街に迷い込む。

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リトルイタリーを散策した後は、隣の中華街へ。

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英語と中国語と日本語、三カ国語をヒントに注文する。このお店、けっこうディープな中華街にあり、何を頼んでも美味しくて安くて昔から気に入っているのですが、怪しい日本語メニューに騙されずに冒険してみるのがポイントです。

「クラゲの戦いスモーク蹄」が非常に気になる。

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最後の写真がクラゲの戦いでもアレなので、おまけ。カモメって、意外と大きいのね。




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by majani | 2017-05-28 06:27 | 食べる人々 | Trackback | Comments(4)

ユニオンスクエアのバー

乗馬の話と言えば、「馬に乗る天使」を食べてきました。

箱根でケーキを食べた迷子になったりした仲間のロザモンドが日本から遊びに来ていたので、数日サンフランシスコで過ごした。

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ホテルに近い場所でお店を探す。たどり着いたのは、ユニオンスクエア周辺のレストランバー、 Anchor & Hope (http://anchorandhopesf.com/) 。

カウンター席に座り、エンジェルズ・オン・ホースバックを注文。牡蠣のベーコン巻きをそう呼ぶらしいです。ナツメヤシをベーコンで巻いて焼いたものを devils on horseback と言うけれど(これも大好き)、天使版は知らなかった。とっても美味しかったので、家で再現してみようと思う。

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生牡蠣やセビーチェなど、海鮮料理が中心のレストラン。

わいわい楽しくやっていたら、隣に腰を下ろした一人で来ている男性が私たちと全く同じアペタイザーばかりを頼んで、何枚も写真を撮っては熱心にインスタグラムに投稿し始めた。ご苦労様ですと声を掛けたくなるほど、頑張っていました。

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ハラペーニョが利いているロックコッドのセビーチェと、スイートポテトのチップス。

ロブスターロールを二人でシェアしたいとバーテンに話したら、食べやすいように分けて出してくれました。バターたっぷりのプリプリなロブスターに、テータートッツとコールスローサラダ、これもまた大変美味しかった。

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友人と合流し、バーを二軒回る。

隠れ家的な Benjamin Cooper (http://benjamincoopersf.com/) と、カクテルが専門の Pacific Cocktail Haven (http://www.pacificcocktailsf.com/) 。ガヤガヤしているイメージが強い観光街のユニオンスクエアにも素敵なバーがあるのねと、新しい発見でした。

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それにしても、頼むものが見事にバラバラ。古き良き友達に、乾杯。



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by majani | 2017-05-17 08:15 | 食べる人々 | Trackback | Comments(0)

富裕とワガママ

心地よい風が吹くある春の日、通勤中に驚く発見をする。毎朝通りすぎる池で、小さな子供が溺れかけているのだ。

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“Restoration of the Apparently Drowned. Howard’s Method” (detail), in The Household Physician (1874). Public domain.


池に飛び込めば、着ている500ドルのスーツとイタリア製の靴が台無しになってしまうが、子供を無事に引きずり出すことができる。すると大事な会議にも遅れてしまうが、いやいや、もちろん、子供の命を救うべきである。すぐさま池に飛び込むべきだ。

…びっくりさせて、スミマセン。久々に、授業で使った思考実験の紹介です。

枕が少し長くなりますが、ご興味あれば More をクリックしてください。



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by majani | 2017-03-23 12:46 | 院生リンボー | Trackback | Comments(0)

レバノン料理

ちょっと珍しいレバノン料理屋 Tawla で、ルポ夫婦とマドンナさんと待ち合わせ。

ハワイで結婚式を挙げたルポがサンフランシスコに遊びに来ていて、久々にミッションのバレンシア街で食べた。

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店員に薦められたロックフィッシュのオーブン焼き、samakeh harrah (55ドル)。くるみのスタッフィングに、滑らかなタヒーニとぷちぷちしたザクロの種。この食感の掛け合いが面白い。

マドンナさんが美味しい身の部分を一人でパクパクと食べてしまって、私は味がイマイチよく分からなかったのですが、とにかく見た目が楽しいです。

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レバノンのクリームチーズのようなヨーグルト、labneh 三種類。ちぎったパンで、最後の一滴までお皿から拭い取るほどの美味しさ。

パンは種付きと(4ドル)プレーンなもの(3ドル)二種類があり、いずれともレストランで焼いている。注文する価値あり。

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ミントと松の実、そして中東の料理でよく使われるブルグアをまぶしたラムのたたき kibbeh niyyeh や、タンポポの若葉和えのタコなど、アペタイザー類が美味しかった。

他にサクランボとピスタチオ入りのミートボールなど、普段は思いつかないコンビネーションが活かされている。

ルポのご主人が一人だけ騙されてモロッコ産の不思議なワインを飲んでいたが、けっきょくはカリフォルニアのピノが一番相性良いんじゃないかという結論に至る。ワイワイやっているうちに終電の時間になってしまった。

親しい友人とシェアしたい、レバノン料理。次回はもう少し大きいグループで、メニューで目にして気になってしょうがなかった140ドルのラムを、堂々と頼んでみたいものです。


Or me.

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by majani | 2017-02-15 14:51 | 食べる人々 | Trackback | Comments(0)

リガのセントラルマーケット

ラトビア紀行の続き。

首都とはいえ、リガは小さくて歩きやすい街。しかしここにヨーロッパ最大のマーケットがあると聞き、旧市街を出てすぐのセントラルマーケット(Centrāltirgus)へ食べ歩きの散歩に出かけた。ちょうどお腹が空いてきたところだ。

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マーケットはこの少し寂しげなバス停を超え、川を渡った所にぼんやりと見える。

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1930年に創立されたセントラルマーケット。元々は飛行機の格納庫として使われていた5つのパヴィリオンと、屋外のファーマーズマーケットに分かれている。「海鮮パヴィリオン」や「乳製品パヴィリオン」、またパンや焼き菓子を売っている「ガストロノミーパヴィリオン」など、食材のカテゴリー別に業者が集まっている。1日に8万人もの買い物客や観光客が訪れるらしい。

早速パヴィリオンに入っていくと、大勢の毛皮の帽子を被ったおばさんたちが鋭い目をして、のしのし歩きまわっている。広大な格納庫と、あちこちから押し寄せてくる(そして平然と体当たりしてくる)大きなおばさんたちに圧倒されながら、よぼよぼと食べ歩きを開始。

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ヤツメウナギのから揚げや、サジーのシロップなど、ちょっと珍しいものが並ぶ。ベンダーは一見、むすっとしていて不愛想な感じだけれど、少しでも買う素振りを見せれば試食をさせてくれる。上はお惣菜売り場。

ライ麦パン、またこれを香ばしいガーリックトーストにしたもの、ザウアークラウト、キノコのマリネ、スパイス、ハチミツ、花粉入りチョコレート(これはクリスマスマーケットでも試食した)、チーズにキャビア…。リストアップしていくとキリがないけれど、見ているだけでも楽しいマーケット。食材の他に、手芸品や琥珀のアクセサリーも売っている。

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美味しいよ、安くするよ、買ってって、とフレンドリーなお肉屋さんに声を掛けられる。

ワイルドな感じのソーセージやハムが並ぶショーケースの前で立ち止まり、さて何を薦めてくれるのかなと思ったら、ラードの巨大な塊だった。

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そして、もちろん、ピクルス。定番の胡瓜、真っ赤なビーツ、人参、ニンニク、玉ねぎのピクルス、またトマトを丸々マリネにしたものなどが豪快に山積みになっている。すでに瓶詰されているものも売っているが、基本は量り売り。

塩分がスゴイのでしょうが、旅に待ったなしのマントラで、ラトビアでは毎日ピクルスを食べていました。

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イクラの量にびっくり!ところで、ikraと書いてあるのを発見して目からウロコだったのですが、「イクラ」の語源はロシア語なんですね。(ラトビアの人口の三分の一はロシア語を母国語としているため、ロシア語の言葉をローマ文字で表記している店が多々ある。)ロシア語だと高級キャビアのことも「イクラー」と呼ぶ。イクラ屋さんと力強く値切っている客も。

魚の干物が、まるでバゲットのようににょきにょきと容器に刺してあるのが、実に愉快だった。




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by majani | 2017-01-21 10:40 | 食べる人々 | Trackback | Comments(0)

霧のラトビア

不安になるほど小さなバルト航空の飛行機に乗りこんだ。ベルリンで引き留められて半日以上つぶれてしまったが、いよいよラトビアへ。

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石畳の街、リガ。旧市街の Radi un Draugi ホテル(ラトビア語で友達と家族という意味)に泊まっている。

向かい側のフレンチビストロは深夜を過ぎてもシャンソンを引き続き流している。ビストロの名前がまた良い。ボンヴィヴァン、つまり、楽しく生きる人だ。

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最後に見たのがベルリンのゲシュタポ資料館だったためか、二人とも相当気分が沈んでいる。せめてボンヴィヴァンで何か食べないかとリルケを誘ってみるものの、彼はベッドを乗っ取ると一向に動こうとしない。私は一人で夜のリガの街を散策する…ほどの元気は流石になかったけれど、近くに Narvesen というコンビニを発見し、そこで調達した飲み物やチーズサンドイッチをホテルに持ち帰った。

サンドにはレリッシュみたいなピクルスが沢山入っている。ここはピクルスが盛んな国なのかしら。良い旅になりそう―そんな予感をさせる、コンビニで買ったとは思えないほど美味しいサンドだった。

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翌日、ホテルのレストランで朝食を取る。ミニマリストなデコールは一見、北欧デザインを思わせるが、色彩の使い方や飾ってある絵の感じは、やはり何となく東欧の香りがする。

といっても、私はバルト三国は今回のラトビア訪問が初めてで、「東欧ぽい」漠然とした印象や、慌てて調べたラトビア語(とロシア語)の欠片しかない、未知の世界だ。言葉が通じない国で生活をするのはまるで霧の中を歩いているようだと、母が昔言ったことがあるが、コミュニケーションが取れない異文化の霧の中で、「これは東欧ぽい」とふと感じさせるのは、何だろう。霧の中を歩くこの感覚は、ラトビアにいる間ずっと続く。

朝ごはんを食べに降りてきて、ホテルスタッフに速いラトビア語で何か話しかけられた時、私は記憶の底からとっさに引っ張り出した「おはようございます」としか返答できなかった。(敬語の仕組みが分からないから、「おはようさん」みたいな変な言い方だったかもしれない。)う~ん、霧はまだまだ深い。

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ビュッフェに並ぶものは全て英語で記されているので分かりやすい。例えば、酢漬けのニシン三種類、ローストポテト、クレープ、手製ヨーグルト。半熟卵は「3分」「5分」と、茹でてある時間別に記されたバスケットの中に寄り添うように詰まっている。「ラトビアのハム」とか「ラトビアのチーズ」とか丁寧に書いてあるけれど、ラトビアのハムって何だろう。

ニシン美味しい!ここはやっぱりピクルス天国なのね!とわあわあ騒ぎながら、おかわりをする。

ピクルスといえば、後日、また Narvesen のサンドイッチが無性に食べたくなり調べてみたところ、ノルウェーのコンビニ系列だと知る。ラトビアに騙された(?)気分だが、そういえばノルウェーの料理もニシンを酢漬けにしたり、ピクルス系のものが多いような。寒くて海に面している場所に住む人々はなんでもピクルスにしちゃうのかしら。これももちろん、霧の中の勝手な解釈ですが・・・。

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ところで、このホテルの部屋のバスルームをどう思われますか。オレンジ色のチェック柄に最初はびっくりしたが、変に愛着が湧いてきてしまう。



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by majani | 2017-01-17 07:31 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

シンガポールスリング

シンガポール旅行記の続き。午後、近場のラッフルズホテルのアーケードを散歩する。

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日中はサラリーマンだらけのビジネス街。しかしラッフルズホテルに一歩踏み入ると、急に白人のおじさんがパナマハットの鍔に指をあてて、「お嬢さん、ご機嫌いかが」と声をかけてくるような世界である。なんだかコロニアル時代にタイムスリップしてしまったような気分だ。

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「ご機嫌いかが」なんて今時聞かないので、思わず「ご機嫌よいです」と変な返事をしっかりしてから、中庭で一休み。

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ラッフルズホテルのギフトショップに立ち寄った。20年前も同じデザインだった、Where else should one partake of the Singapore Sling but at Raffles Hotel ? のタグラインが印象的なヴィンテージ風のポスターは、今もギフトショップの定番アイテム。

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せっかくなので、例のシンガポールスリングをパーテイクしよう!ということになり、両親とピーターパンさんと二階のロングバー(Long Bar)に向かった。

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重厚感たっぷりのらせん階段や、昔ながらの文字通り「長いバー」は、ラッフルズホテルらしい古風なロマンがある。おつまみの落花生の殻は、そのまま床に捨てる。

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シンガポールスリングは色も味もフルーツポンチみたいで、じゅっと一気に飲んでしまいそう。普段だったら頼まないと思うけど、常夏に合う甘いドリンク。

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レシピがカクテルメニューに堂々と載っている。別に秘密でもないようだ。しかし、集めるのがちょっと面倒くさい材料ばかり。家で作るとしたら、使いまわしがきくのはジンとライムジュースくらいか。

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しつこいですが、シンガポールスリングはラッフルズホテルのものですよ。

ラッフルズホテルの有名なハイティーは行かず。と言うと何らかの決意があったようだが、実はふらりと立ち寄ったら、父とピーターパンさんが短パンだったので入れてくれなかったのである。女性は何を着てても良いが(ゴム草履は駄目かも)男性は長ズボンとドレスコードが決まっている。私はよくふらりと、計画せずにどこかへ行くと良いことがあると主張していますが、今回は計画しておくべきでした。

そういえば、幼少の頃、母と叔父と三人でハイティーをしにラッフルズに来たことがあった。

もう20年も前の話なのでメニューは変わっていると思うが、ハイティーのブッフェには(ラッフルズに限らず)当たり外れがある。私は子供なりにティールームの厳かな雰囲気を肌で感じ取っていたのか、あまり一つの品だけを沢山取らないようにしていた。まず少しずつ美味しそうなものを試食し、その中からアタリだった物だけをおかわりしようと考えた。そしてその日、大当たりはズバリこれだ!と思ったのは、とても小さなミートパイだった。

ミートパイといえば、イギリスの庶民的なパブフードで、あまり美味しくないとされているが、20年前のハイティーで食べたそれは泣きたくなるほど美味しかったのだ。マカロンのサイズで、黄金色のペーストリーをフォークでさくっと割ると、中からジューシーなお肉がこぼれ出てきて、外生地のバターの優しい甘味とお肉の塩辛さがふわっと口の中に広がり、天国に行った気分になる。そんなミートパイだったのだ。

あまり美味しくなかったものも律儀に食べきった子供の私は、ミートパイをもう一切れ食べに行こうと席を立った。ワクワクしながらブッフェに行くと、そこに叔父の姿が。そういえばさっきからずっとテーブルに帰ってこなかった叔父であるが、上品な小皿の上にミートパイで巨大なピラミッドを築いているのを私は目撃した。私はあんなに(意味なく)遠慮していたのに、叔父はミートパイをこっそり全部食べようとしている!大人なのになんてズルいんだ!私は叔父を怒った。

最近、ハイティーでミートパイを盗られた悔しい思い出話を叔父にしたら、当時のシンガポールは良かったなあ、贅沢だったなあなどと健全な感想だけで、本人は全く記憶にないらしい。すると、ニューヨークで夕飯を食べに行ったときは、君は僕のデザートまで食べてしまったぢゃないか、と今度は私が記憶にない思い出話をされる。はて、そんな失礼なことを私がするかしら。記憶は頼りない。果たしてミートパイなんかハイティーに本当にあったのだろうか。

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幻のミートパイはさておき、シンガポールの思い出の食べ物と言えば、カヤジャムである。卵とパンダンの葉のエキスから作られたうぐいす色のカヤジャムと、厚く切ったバターを挟んだトースト、とろとろの半熟卵、そしてコピ(甘くしたコーヒー)。シンガポールの朝食といったらこれだ。

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ラッフルズホテルのギフトショップでカヤジャムを一瓶買った。ラッフルズというブランド名にお金を払っているようなもので、普通のスーパーではうんと安く買えるカヤジャム。

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米国に戻ってきてやっと探し当てた。分かりやすいラベル!何種類かあり、もう少し茶色がかった種類もあったが、緑が強い方が何となく美味しいような気がする。

これでシンガポール旅行記も終りだが、最近はカヤジャム(ジェネリックな方)とバターを挟んだトーストで、シンガポール式に朝が始まる。


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by majani | 2015-06-30 15:43 | 食べる人々 | Trackback | Comments(2)

ただいま、シンガポール

学会でシンガポールに一週間ほど行っていた。

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20年ちょっと前、父がシンガポールに転勤になり、私は短い間ここに住んでいた。マリナベイサンズを始め、ここ20年のうちに大胆な建築物がにょきにょき生えて、都心のスカイラインは変わり果てている。それでも、この国に来ると、幸せに過ごしたシンガポールでの幼少時代のためか、暑さが大の苦手なのに、なぜかとても落ち着く。シンガポール独特の英語、シングリッシュを聞くと、落ち着く。

大人になって初めて訪れるシンガポール。初日は、午前2時半にホテルに着き、朝は面倒くさがってホテルで朝食を取ることにする。ビーンペースト入りのパオ、春巻き、水餃子、コンジー(おかゆ)、コピ(甘いコーヒー)をお腹に入れて、ホテルのある Civic District を散策する。


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ピクチャレスクなフラートンホテルを遠目に眺めながら、運河沿いのカフェで涼み…たいところであるが、あそこまでどうやって渡るのだ。曇りがちだが蒸し暑い。アートデコ建築の Fullerton Waterboat House で、シンガポール100店舗目(だったかな?)というありがたいスターバックスに転がり込み、馬鹿高いアイスラテを飲む。物価が高い!


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エスプラナード公園付近はあちこちで工事をしていて、道路が渡れなくなっていたりする。無計画に歩いていて、迷ったりしているうちに、The Arts House として蘇った昔の最高裁判所の建物の前に出てきた。近くのセイント・アンドリュース教会も見学。


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チャイムス(Chijmes)庭内。飲茶が美味しい Lei Garden など、グルメなレストランが揃う定番スポット。


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ところで、今回の旅は仕事なので一人旅になるかと思いきや、学会の真っ最中に、日本から両親と、家族の友人ピーターパンさんがチャンギ空港に降り立った。日本でも米国でもなく、第三カ国シンガポールにて再会することになる。これは乾杯しましょう。

チャイムスの PRIVE という店でフルーツモヒートとタイガービールで乾杯。大人になってのシンガポールは、美味い。


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夜は早速、チキンライス。チョンバルの昔ながらのホッカセンターで食べると美味+安上がり。4ドルでしっかり食べられる。

しかし、古い住宅街のチョンバルも進化を遂げている。お洒落なカフェ、Books Actually というインディペンデント本屋、動物の形をしたヨーロッパ製家具屋 Strangelets などがここ数年に開店し、若者が集うヒップな場所として生まれ変わりつつある。

スピーディな進化を続けるシンガポールに圧倒されながらの旅になりそう。


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by majani | 2015-06-09 14:29 | 旅に待ったなし | Trackback | Comments(0)

即興のサンフランシスコ

東海岸に住む大学時代の友人は、医学部の卒業を期して、ここ5週間ほど世界をあちこち旅していた。月曜日に病院に出勤しなければならない彼女の最後の旅先、それはナンデモアリフォルニアである。

サザエさん症候群になり始めた友人メガトロン、そして地元ナンデモアリフォルニア人であるもう一人の大学の仲間マリリンモンローと一緒に、サンフランシスコで遊ぶことにする。メガトロンは過去にサンフランシスコに遊びに来てくれているので、所謂観光地はスキップ。

さて、英語に play [it] by ear という表現がある。深く計画せず、流れに任せて行動を取る、という意味合いだ。例えば、明日サンフランシスコで何をするのか訊かれたら、特になにも決めていないので play it by ear するんだ、と答えたりする。

私の旅行はプレイバイイアーが多い。しかし、大学時代の友人メガトロンちゃんと一緒にいるときは、プレイバイイアーの質と量(?)がパワーアップするように思える。私たちのプレイバイイアー歴史は10年前にさかのぼる。他の仲間が密接に連絡を取り合って計画したローマ旅行を辞退し、メガトロンちゃんと一緒に無計画にシエナのなんちゃらという町を歩いていたときは、たまたま見つけた小道で、寒空の下、頬が落ちるほど美味なジェラートを食べた。暑さから逃れようと、とりあえず入ったニューヨークのビストロでは、人生の中で一番美味しいデザートと言っても過言ではない、スティッキー・デート・プディングを彼女と半分ずつ食べた。(食べ物の思い出が多い。)

即興の達人たちと、色々食べたり飲んだりしようとだけの漠然たる計画を元に、サンフランシスコで過ごした一日を紹介する。

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午前11時。なんとなく牡蠣が食べたくなるような天気なので、フェリービルディングの Hog Island Oyster Company で生牡蠣をオーダー。

平日のランチラッシュ前に滑り込んだので、リラックスしている様子のウェイターたちは、牡蠣の種類や特別カクテルを念入りに説明してくれ、後で牡蠣に関するクイズをしに来るからね!と冗談を言ったりする。(本当にクイズをしに戻って来た。)来週末、ダブルデートでタマレスベイに牡蠣を食べに行く予定なので、その訓練(?)になるかな。

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ソノマのシャルドネとペアしてみた。今回は頼まなかったけれど、ホグアイランドは生牡蠣だけじゃなくて、クラムチャウダーも美味しいんですよ。

フェリービルディングの外ではランチの屋台が並び、お腹を空かせたビジネスカジュアル姿の男女が行列を作っている。週末の規模ではないが、ファーマーズマーケットで野菜と果物なども売っている。

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デザート替わりに、Tout Sweet Patisserie の屋台でカラフルなマカロンを一個ずつ食べる。マカロンのお兄さんにエキゾチックバナナ味を薦められたが、誰もバナナに魅力を感じなかったのか、ソルテッドキャラメル、ピスタチオ、ラスベリーローズの三つに決定。

それにしてもアメリカのマカロンは甘いですね。お口直しに近くの Peet's でブラックコーヒーを。

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バレンシア通りでウィンドウショッピングをしたいと誰かが言ったので、モンゴメリー駅でBARTに飛び乗る。ミューラル(壁画)で有名なミッションのクラリオン・アリーを歩きがてらのお散歩。

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買い物の前は腹ごしらえが必要なので、Tartine Bakery でケーキを眺める。

レモンタルトが一番すっきりしていて、好きだ。マリリンモンローはシトロン系より、こってりとしたチョコレート系を好むので、ブラウニーを選択。三種類目にトレスレチェスケーキを分厚く切ってもらう。

今度はまたしょっぱいものがよいね、などと話しながら、近くのアーティザナルチーズ屋 Mission Cheese に吸い込まれるように入っていく。濃厚なチーズの香りに包まれ、メニューを研究するが、さすがの私たちでも、ケーキの後にチーズが入る場所はない。

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Paxton Gate Curiosities for Kidsは大人も楽しめるおもちゃや絵本が揃う。

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本店の Paxton Gate は、以前紹介したことのあるクラゲがお好きな Ernst Haeckl のデッサンや、文字通り奇妙な curio 、エアプラントやテラリウムが並び、不思議な空間だ。昔の拷問道具なんて不気味な本も。

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次は小説家 Dave Eggers の「海賊の店」、826 Valencia へ。オウムの持ち込み禁止ですよ。海賊に関係する雑貨、オブジェ、ポスター、地図、本などを売っている。奥のスペースでは読書会が行われていた。

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フムフムヌクヌクアプアアという長―い名前が付いたハワイの魚(別名タスキモンガラ)が悠々と泳ぐ、入口付近の水槽の前には、ちょうど三つ、映画館の席が用意されていた。

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雑貨屋で見つけ、そのマヌケさに心動かされたアクセサリーホルダー。動物の頭にネックレスなどをかける。 Serendipity で文具を漁っているうちに、都合よくハッピーアワーの時間になっているではないか。

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Etcetera というワインバーで、10ドルでワインとタパス一皿が楽しめるお得なハッピーアワーを発見。ブリーチーズとデートの薄生地ピザ、ブルシェッタなどがおススメ。トルコ産の赤ワインは蜂蜜の香りがした。

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まだ食べますよ。マリリンモンローのオークランドのお家に泊まることになっていて、近所の Fentons Creamery という老舗のダイナーで柘榴のアイスを。そういえば、レイクタホに行く途中の Nut Creek にも店舗があり、何も知らずに半年くらい前にそこでハンバーガーを食べていた。しかしフェントンズのアイスクリームは初めてだ。信じられないけれど、これが一番小さいスクープ。マカダミアナッツ入りのチョコレートクッキーと、プレーンなバニラクッキーが添えてあった。

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マリリンモンローの飼い犬と遊んだら、少しカロリー消費ができ…ない。今ちょっと動けないから、ボール遊びはまた後でね。

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翌日はドロレスパークの丘の上で、公園のすぐそばに住むサファリさんと合流し、キュウリ、ブルーベリー、ラズベリー、ミントの葉、オレンジスライスなどがたっぷり入った、自家製の Pimm's Cup を、新しい友人、古い友人と分け合った。これもありあわせの物で即興。

次に即興でサンフランシスコを訪れるのは、たぶんずっと先になってしまう。夏らしいピクニックの後、「あのスティッキーデートプディングをまた食べたいね」とため息をつきながら、メガトロンはサンフランシスコ空港へ向かった。


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by majani | 2015-06-07 13:09 | 食べる人々 | Trackback | Comments(2)

バークレー人が恵まれている訳

先週末はリッチモンドに用があり、どうせそこまで行くならと思って一日をバークレーで過ごすことにした。

そこで立ち寄った Berkeley Bowl Marketplace。ホールフーズとニューヨークのアーミッシュマーケットが赤ちゃんを産んだら、バークレーボウルが生まれそうだ。羨ましい!羨ましいぞ!

カリフォルニア大学バークレー校の近くにある Berkeley Bowl は、エココンシャスな学生や foodies が集う、もっともバークレーらしいスーパーマーケット。オーガニック・自然食品や、フェアトレード商品、地元で作られているものが手頃な値段で手に入る。

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今回の戦利品の一つ。オーガニックのグアテマラコーヒー。手作り感が出ていて良い。他に手作りのアーモンドバターやジャム、ココナッツオイルなど。


何種類ものオリーブが揃うお惣菜のバー、手作りソーセージが並ぶデリ、そしてナッツやグラノーラなどの量り売りがある。雰囲気はサンフランシスコの Rainbow Grocery という生協スーパーに似ているが、バークレーボウルの方が安い。店内に座って一息つけるカフェもある。もっとも、大はしゃぎでスーパーを歩き回っていたら、へとへとだ。

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Alter Eco のヴィーガンチョコレート。このキーノア入りというのが気になった。

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ところで、オーガニックとフェアトレードのカカオを使用している上にヴィーガンで無グルテン、更に「カーボンニュートラル」と来ている。チョコレート生産における二酸化炭素の排出量とそれの吸収量がプラスマイナス0になる何等かのプロセスを使っているらしい。早速食べようとパカッと開けてみると、「このチョコレートバーは熱帯雨林を救っています。詳しくは中をチェック」とある。

ちょっと前まで誰もオーガニック食品にこだわらなかったのに、今は当たり前になっている。すると次はカーボンニュートラルの時代が来るのだろうか。チョコレートをひとかけ食べるのに、カーボンフットプリントまで考慮しないといけないのかあ。

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一瞬でチャイができる、インスタント・チャイ。本当かなあと疑いながらも興味が激しく掻き立てられて購入。温めた牛乳に、はちみつベースのチャイミックスを溶かすと、これがけっこうイケる。

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インスタントのチャイティーと同様、好奇心をそそる不思議なココナッツとデートの焼き菓子。Del Real Coconut Date Rolls はブラックコーヒーと相性が良い。


学会などで、我がライバル校(といってもスポーツチームの伝統的ライバルなので、私にはあまり関係ない)バークレー校にお邪魔することがたまにあるが、電車を乗り継いだり、学会のメンバーで食事したりしているうちにすっかり疲れてしまって、あまりバークレーの街を散策する気にならないのである。ざ・ふぁーむから遠いのが問題だ。二年くらい前に、やっとのことでアメーバ・ミュージックの本店とテレグラフ街の店をのぞくことに成功したが、その時もセミナー帰りで疲れていたのか、覚えているのは、どこかの学生だらけの喫茶店でコーヒーが出てくるのを散々待った上に、それがあまり美味しくなかったことくらい。こんな思い出ではあまりにもバークレーの街に申し訳ない。今回は連れが車を出してくれたので、強気でバークレーに乗り込んだ。

しかし遊んでばかりいては後ろめたい気分になる。Catahoula Coffee Company のバークレー店、Catahoula's Kaffeegarten でラテを一杯ひっかけながら、ラップトップを開く。本店はリッチモンドにあり、2015年度を含め、何度もベイエリアで一番美味しいコーヒーショップに選ばれている。因みに、最近東京にオープンしたサンフランシスコ発のブルーボトルコーヒーは、本年度5位にランクインしている。

ピアスをしたお兄さんが、きめ細かい泡の素晴らしいマキアートを作れってくれた。ヒップスター臭がぷんぷんすると疑い深くなる私だが、ㇵイプだけではなくて本当に美味しい。ついでに「ハワイアン・モチ」と記された謎めいた焼き菓子(3ドル)も買ってみる。もち米を使っているのか、確かにモチモチしている。黒糖と胡麻の味がする。

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リッチモンドの用事も終わり、帰りがけに港に向いているガラス張りの建物を見物する。元々フォード車の工場で、戦時中ここで軍のジープが造られていた。現在はコンサートやイベントの会場として使われている。風が少し強いが、ここで音楽が聴けたらどんなに清々しい気分だろう。

私たちが訪れた時は、黒ベストと蝶ネクタイの若いメキシコ人が床に掃除機をかけていた。外では、強い風を欺き、空中ダイビングを披露する茶色いペリカンが一羽だけ遅い時間まで頑張っていた。

帰りはオークランドの Platano というエルサルバドル料理店でジューシーなププーサを食べる


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by majani | 2015-05-03 16:37 | 食べる人々 | Trackback | Comments(0)


ナンデモアリフォルニアの某大学院で研究中。海外生活、旅、散歩で出会った生き物などの記録です。たまに哲学や語学に関するエッセイもどきも。


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