週末はフィラデルフィアに住む友人たちがニューヨークを訪問。マンハッタンの家に泊めていた。
たったの一晩のことだったが、友人たちは素敵な「ホステスギフト」(受け入れ役の hostess のためのお土産)を持ってきてくれた。近代美術館 MoMAのデザインストアの小物です。
ニューヨークベースのフランス人アーティスト、Patrick Martinez の1995年の作品。その名も La maison inondée 。英語で flooded houseとでも訳しましょうか。赤い屋根の小さな家が緑の丘の上にちょこんと立っていて、その周りが窪んでいる、ずっしりと重いお皿。
実を言うとあまりアペタイジングな緑ではないので、何を入れたら良いか迷っている。入ってきた箱には「子供用のボウル」あるいは胡桃など「ナッツを入れておくのに最適」とあるが、ストーリー的には液状のものを入れたい。お皿に水を張り、植木のカッティングなどを入れて置いたら、と母からナイス提案がありましたが、皆さんはどう思われますか?アイディア募集中。
二点目は、紺の服を着た白猫のプロフィールのスポンジ。私が最近「猫~猫~」と寝言を言う
程深刻化している
「猫欲しい病」対策とのこと。可愛すぎて、とてもこれでゴシゴシ掃除することができません。
最後の写真は、去年、両親が遊びに来てくれた時にもらった木製コースターのホステスギフト。こちらもMoMAのデザインストアより。エレキトリックブルーとオレンジに近いピンクのポップな色調は意外と、他にリビングルームにある暖かみある木目調の物と合性が良く、コーヒーテーブルで毎日大活躍。
最近のインテリアはシンプルでモノクロームの風潮が強いですが、単調になりすぎないように、こうした遊び心のある小物を通して一瞬あっと思う色使いを取り入れることが、何となく好きなのです。人生にしても、メリハリって大切。なんてね。
因みにMoMAでは今、昔から気に入っているアメリカの写真家 Stephen Shore の写真展や、とても面白そうなブラジルの近代美術展などが行われている。気が付けばニューヨークの滞在期間もあと僅か何カ月。今のうちに沢山の美術館やギャラリーを見ておきたい。