カテゴリ:食べる人々( 40 )

イスラエル料理

若者が集うごみごみしたイーストヴィレッジにティムナという店がある。イスラエル料理にひとひねり加えた美しいプレーティング、そして紳士的なサービスが充実している小さなレストラン。ある金曜の夜、小腹を空かせて友人ルポとふらりと入った。

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地中海風のセビーチェ…といっても、セビーチェに見えない。ミントの葉が散らしてあるぱりんぱりんのヒヨコ豆クラッカーの下に隠れているのは、マグロのセビーチェ、イスラエル風サラダ(トマトと胡瓜がメイン)、スパイス、そしてクレムフレッシュのような濃厚ヨーグルト。

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そしてこちらが、クバネ(kubaneh)のパン。植木鉢に入ったふわふわのクバネを指で引き裂き、ハラペニョのサルサや、新鮮なトマトとオリーブ油に漬けて食べる。食感はクロワッサンに似ている。奥に写っているピスタチオ色のものは、中東料理の定番である茄子のババガヌーシュ。

クバネは沢山のバターを使って焼いているのか、薄いフィロ生地をぐるぐる巻きにしたジャフヌン(jachnun)に通ずるものがある。こちらも少しピリ辛のトマトディップと食べる。ジャフヌンとクバネは両方ともイエメン系のイスラエル料理だと友人に教わった。

そういえば何年もジャフヌンを食べていない。ブルックリンとグリニッチヴィレッジの二カ所にある 12 Chairs Cafe の週末ブランチメニューに載っているが、中東食材の店などで生地を売っているらしいので、家で作ることも可能。

ただ、相当の時間がかかる作業だ。古いパンを鍋の底に敷き、その上にバターをたっぷり塗りながらきつく巻いたジャフヌンの生地、そして一番上に生卵をぽこぽこ乗せて蓋をし、なんと10時間~14時間かけてオーブンでじっくり焼くとのこと。ターキーより面倒くさい!

国民に愛される朝ごはんなのに、誰も家で作ろうと思わないことに深く納得。



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by majani | 2018-04-02 03:47 | 食べる人々 | Trackback | Comments(6)

バノフィー・パイ

友人フリーダとキキのハウスウォーミングパーティーに招待されて、週末はブルックリンに出かけた。

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サウスフェリーの駅で見たこ洒落たモザイク画。

マンハッタンから脱出するのに少し億劫な場所に住んでいるので、ディープブルックリンに行くわけでもないのに、地下鉄がちょっとした冒険のように感じられた。

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ディナーパーティーの面子はウィーメンズ・マーチに参加した友達、プラス男性陣。

私の主人がブルックリンへの遠征が初めてとのことで、是非ブルックリンらしさを感じてほしいとキキちゃんが笑いながら取り出してきたワインが、旨味(ウマミ)という言葉にフランス語の冠詞 le をくっつけた L'Umami というオレゴン州のピノノワール。フランス語風にして、ちょっぴり気取った感じが変に「今風」でユーモラスなのである。確かに、裕福なヒップスターに乗っ取られているブルックリンで受けそうだ(ポートランド、サンフランシスコにもありそう)。

近所のワインショップで、キキが可笑しがって「ルマミ」を手に取ったら、女優のローラ・ダーンがすっと隣にやってきて同じワインを買っていったそうだ。今頃、ローラ・ダーンさんもこれをお友達と飲んでるのかねえと笑いながら啜ったルマミは、飲みやすいピノだった。

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そこで「私が持ってきたデザートにびっくりするわよ」とルポが宣言する。それは「バノフィー・パイ」。ば、ばのふぃ?って何?

これよ、バノフィーパイ、と出てきたのが、生クリームがこんもりのグラムクラッカー生地のパイらしき物。その上に温めたチョコレートソースをたっぷりかけて、切り分ける。

バナナとトフィーが入っているので、banana + toffee = banoffee pie というわけだ(アクセントは no の部分なので、バノッフィーの方が正確かも)。英国のデザートで、最近までロンドンに住んでいたキキちゃんは大興奮。

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それにしてもこの生クリームとパイの割合、どう考えてもオカシイでしょと笑ってしまう。生クリームは微かにコーヒー味がして(これは多分ルポの工夫)美味しいのだけれど、とてつもなく甘くて、やっとのことで半分食べる。しかし英国について新しいことを学び、満足。

トライフルといい、何層かレイヤーがある(?)デザートに好感を持つ国民性なのでしょうか。

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ところで、「猫欲しい病」が全く治りません。フリーダたちの猫は、ツンデレタイプ。放っておくと俄然寂しくなるのか、ディナーパーティーの様子を窺いに来たりしていた。



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by majani | 2018-03-06 07:39 | 食べる人々 | Trackback | Comments(4)

ブランチ万歳

パイを一切れ食べたら、甘い物がどんどん食べたくなる不思議。ジュリエットと至高のブランチを求め、あちこちで食べてきました。

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日本のガイドブックでよく見るようになった、王道の Sarabeth's。マンハッタンに何か所か店舗があり、パンケーキとエッグスベネディクトが人気商品。

いつもはエッグスベネディクト派だけれど、新しい物を試してみようとフレンチトーストを頼んでみる。私好みの、少し eggy な感じに仕上がっていて美味しかった。旅に待ったなし、ですから、容赦なくバターを塗りたくります。満足がいくまでコーヒーのおかわりができるのも嬉しい。

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サラベスのジャムを日本へ持ち帰ると、とても喜ばれる。ネームバリューがあり、実際にとても美味しいと思う。おススメはプラムチェリー。写真に写っている大瓶はごく普通のスーパーでも手に入るので、お土産集めが一時帰国の直前になってしまった場合も便利。

ジュリエットはお店でグラノラをお土産として買っていた(ジャム瓶は重いからね)。

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しかし今回、うっそー美味しいいいと思ったのは、ローワーイーストサイドにある Clinton St. Baking Company のパンケーキ。ハウストンの大通りとクリントンストリートの角に立つ真っ赤な煉瓦の建物が目印。

予約制ではないのでしばらく待つ覚悟が必要。訪れた平日も大繁盛だった。レストランの隣のベーカリーは、パンやペーストリーをテイクアウトすることができる。

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ブルーベリーソースがかかった、絵に描いたようにふわふわのパンケーキ。甘酸っぱいプチプチのブルーベリーの食感と、パンケーキのシンプルさのコンビネーションがとても好き。また、メープルシロップが透き通ったべっ甲色のものではなく、濃厚なソースのような感じだった。バターが入っているのかな?

一口ごとに「美味しいね」「うん、めっちゃ美味しい」「幸せ」「幸せ!」とお互いに感動を確認しながらの(語彙を増やさねばとも思う)ブランチでした。次回はレモンリコッタ版を試してみたい。

美味しいパンケーキで一日が始まると、何でもできるんじゃないかという錯覚におch元気が湧いてくる。一日の可能性に満ちたブランチに万歳。




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by majani | 2018-02-28 03:44 | 食べる人々 | Trackback | Comments(4)

劇場街にて

眩しくネオンが光るミッドタウンウェストの劇場街。演劇界で活躍中の友人二人と Theater District でブランチを食べることになった。

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少しごてごてしたヴィクトリア朝(?)スタイルのブランチスポット、Lillie's Victorian Establishment。観光客が多いエリアにしては割とお手頃な価格。そして天井がとても豪華。

友人ロキシーはミュージカル俳優のちょっと年上のカッコイイお姉さん。歌と演技はもちろん、彼女の強さはダンス、特にジャズやラテンボールルーム。もう一人のグリンダさんは、劇やミュージカルのマーケティング・教育関係を専門とする。(二人の仮名をちょいブロードウェイ風にしてみました。)

もちろん、私はもっぱら観劇側である。久々に会う二人に、バックステージやリハーサルのこと、役者たちは gig(仕事)が無い間どのような生活をしているのかなど、色々な話をうかがうことができた。

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夜は昼間のように明るく、混沌としているタイムズスクエア。ブロードウェイを中心に51st St. あたりまで劇場が散らばっている。

印象深かったのが、ロキシーがその昔、ロケッツの仕事をしていた時の話だ。(ロケッツのダンストループについてはラジオシティミュージックホールの記事参照。)

一つのショーで、なんと1200カロリーを軽く消費するという。8分半にも及ぶ速いタップダンスナンバーや、手袋や靴やジャケットなど23点もの衣類を76秒以内にステージ上で衣装チェンジする早業・・・。日頃の身体の訓練と共演者との協力が欠かせない大変なお仕事だなあと感服する。マチネーもあるため、一日に何時間も踊りっぱなし、ということもしばしば。ロケッツ時代は好きな物が何でも大量に食べることができたから良かったわとロキシーは笑う。

お小遣い稼ぎのために、ラジオシティミュージックホールのツアー中にある「ロケッツに会おう」という企画にもバイトで参加していたとロキシーは話す。好きな衣装に着替え、ツアーグループが回ってくると、しばらく観光客と談笑、質疑応答、というバイト内容だ。

面白い質問がありそうねと私が言うと、ロキシーは例を挙げ始める。「あなたの体重は?」「何歳ですか?」「ダイエットしていますか?」などといった質問が多いそうだ。伝説的なロケッツと話すことができて、もっと良い質問があるだろう!と驚いた。因みにこの類の質問を受けた場合は、「ロケッツのオーディションは18歳から受けられて、そのまま毎年オーディションを繰り返し、20年近くこの仕事をしている同僚もいますよ」「一日に何千カロリーも消費するので、みんな大食いなんですよ(笑)」などと、やんわり返答するらしい。大人の対応。

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最近はキャスティングで役者の人種を凄く意識するようになっている、という話も興味深い。

某ミュージカルのオーディションで、白人女性のロキシーは他二人(白人ではない)とヒロイン役の最終選考まで残ったが、「今のご時世、主役に白人をキャストしたら滅茶苦茶に叩かれるから、悪いけどロキシーは絶対にキャストできない」と、キャスティングディレクターから彼女のエージェントに電話が入ったとか。さらなるツイストは、ヒロインの基となっている実際の歴史上人物は白人だということ。う~ん、難しい。

そう言われてみれば、以前に比べアフリカンアメリカン、ラティーノ/ラティーナのブロードウェイ俳優をよく見るようになった。(アジア系の人はまだまだ少ない。)意図的なキャスティングデシジョンがその背景にあってのことなのか、人材のプール自体がまた違う理由によって多様化してきているのか、よくは分からないけれど。

ブロードウェイにも「多様性」の風が吹いている。




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by majani | 2018-02-18 03:49 | 食べる人々 | Trackback | Comments(4)

京都の喫茶

京都の旅の続き。

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日中はお寺や骨董品屋を回る合間を縫って、お茶をしながらの、のんびり観光。甘味処や和カフェや洋風のレトロな喫茶店・・・求める憩い(と美味しいもの)がそこにあれば、ジャンル問わず。

今回はお気に入りの喫茶をいくつか紹介。

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市役所の近くの宿からてくてく歩いて行ける距離のイノダコーヒー。外には自転車に門松。まだお正月ムードでした。

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煉瓦のアーチとステンドグラスをくぐり、旧館に案内してもらう。

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中庭をガラス越しに眺めながら、コーヒーと遅い朝食を取る。耳がきれいに切り落としてあるフワフワの卵サンドに、コクのあるコーヒー。(ミルクを差すとさらに美味)

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イノダコーヒーの近くに、あぶらとり紙で有名なよーじやの路面店があるのを思い出した。あぶらとり紙はもちろん、肌のお手入れグッズが沢山詰まった楽しい店です。

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哲学の道沿いにあるよーじやカフェにて愉快なラテを飲む。お座敷で(慣れない正座をしながら)待っていると、抹茶パウダーで描かれた看板娘(?)の馴染み深いお顔がこうして運ばれてくる。

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カフェ休憩の後は法然院まで足を伸ばしてみる。お気に入りのお寺の一つです。

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さて、場所が変わって、嵐山。暖かい電車に揺られていると非常に眠くなってきてしまい、もう駄目だ缶コーヒーでいいから買おう、とフラフラと駅を出てきたときのこと。私の大好物である京都の和菓子屋、鼓月の喫茶店が奇跡のように目の前に現れた。リルケに有無を言わさず、吸い込まれるように入っていきます。

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身体がホッカホカに温まる抹茶善哉と甘酒善哉を注文。添えてあった塩昆布がナイスタッチでした。

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元気が出たところで、本来の目的地の天龍寺へ。タイから鮮やかなオレンジ色の袈裟をまとった若いお坊さんたちが来ていて、立派な石庭に見入っていたのが強く印象に残る。

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この時期はツバキがまだ咲き乱れていた。春は枝垂桜が綺麗なのだろうなあと想像しながら、広大な敷地を散歩した。

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寺町通で骨董品を物色したあと、ロシアケーキで有名な明治40年創業の洋菓子店、村上開新堂に立ち寄る。こちらは喫茶ではないが、(最近カフェスペースがオープン)東京の店は紹介制なので、私たちにとっては京都に来た時だけ味わえる贅沢の一つだ。

ばらで販売している手作りの洋菓子は、夕方に行くと売り切れになっていることが多い。以前、寺町バニラプリンを逃して相当悔しい思いをしていたが、今回は店員さんが頑張って探し出してくれた最後の三つを滑り込みで買うことに成功。そう、上の写真の「本日のプリンは売り切れました」は私の手柄(?)なのですよ。

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ずっと気になっていた、このプリン。期待以上の上品な美味しさ!

ところで、通でない私たちは、ひょんなことから村上開新堂の存在を知った。二年前のある夜、ガイドブックに頼らず直感で入ってみたおばんざい料理の店で(一見さんお断りではないけど、普段は常連さんばかりだから嬉しいわ~と話すとても優しい女将だった)隣の席に居合わせたのが、村上開新堂の三代目(だったかな?)の村上氏だった。しばらくすると、京都でレストランを営む30代くらいの男性二人組も現れ、皆で楽しくお喋りしながらお酒を飲んでいると、村上氏は店に置いてあった三味線を手に取り、歌まで披露してくださったのだった。

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そんな楽しい一夜を思い出しながら食べた帰りの新幹線のおやつは、村上開新堂のロシアケーキ。シンプルなバターの優しい味は、何故だか懐かしい気分にさせてくれる。

あのおばんざい料理のお店、なんていったっけね、と思い出せないリルケ。場所もよく覚えていない。古い写真を漁れば何らかのヒントがあるのだろうけれど、お酒と会話と村上氏の三味線に酔いしれた一度きりの思い出にしておいても、それはそれで良いのではないかと私は思う。



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by majani | 2018-02-01 04:14 | 食べる人々 | Trackback | Comments(8)

先斗町で飲む

結婚記念で、リルケと京都にちょこっと遊びに行きました。

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二年前の寒い1月に結婚した時、ヨーロッパを一緒に回るのもよいねと話していたのですが、普段から海外に住んでいるため、母国の魅力をもっと知っておこうということで、新婚旅行先は京都に決定したのでした。

新婚旅行を思い出しながらの2018年の京都の旅。市役所の近くに宿を取り、毎晩、先斗町で飲んでいました・・・

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夜の先斗町。舞子さんが時々ぱたぱたと走っていく光景は変わらないけれど、耳に入ってくる言葉は京都弁ではなく、フランス語、イタリア語、英語、韓国語、とまるで国際空港にいるかのよう。二年のうちに外国人観光客がずっと増えている印象を受けた。

二年前にリルケと発見したとても美味しい割烹料理の板さんは(今回訪れたら「アメリカや!」と私たちのことを覚えてくれていた)オリンピックの時はどうなるのやら、と少し心配げだった。

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ウェルカム!とかウィーアーオープン!とかフレンドリーな店もあれば、うちは英語メニューありませんし説明もできませんとだけ淡々とした英語で書かれた張り紙がある店も。

入ろうとして、凛とした着物の女性に追い払われていた若人スペイン人を見かけた。言葉が通じず理不尽に思っていることだろうなと彼らを見ていたら、意外にあっそ!という感じでさっさと次の店に入ろうとしていたのが可笑しかった。

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さて、先斗町の「ますだ」でおばんざい料理と賀茂鶴の樽酒を満喫したあと、ふらりと立ち寄ったのが「ジャズとウィスキー」を謳うハロー・ドーリィというバー。(ここは落ち着いた感じの外国人も何組か入っていました。)

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店内でかかっているLPのジャケットをこうしてディスプレイしている。お、ヘレン・メリルのサインが入っている!とバーテンと少し話し込んだ。ずっと昔に彼女がこの先斗町のバーに来ていたみたい。

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驚いたのは、バーテンやホールスタッフの若さ。一人はまだ入ったばかりらしく、学ぶことがまだまだあると照れくさそうに話していた。ジャズバーというと何だかひなびた印象かもしれませんが、若いエネルギーに溢れていました。

あれとこれをかけてよ、とついつい絡んでしまった。

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もう一軒。翌日は、食事中にリルケが大量の日本酒を飲んでしまい(立派なカラスミが出たのが原因)新しい店を開拓する元気がなく(でもやっぱり二軒目行く)二年前に訪れたタコ焼きバーに千鳥足で向かった。

その名も「ぽんたこ」。メインの通り沿いで、外からタコ焼きを焼いているのが見えるので分かりやすいお店です。

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わたし、タコ焼きが大好きで大好きで。焼酎に、ぷるぷるの温泉卵が乗った湯気立ちのぼるタコ焼き。これぞ幸せ。

二年前も同じようなことをここでしていたが、その時は三人目がいたことを思い出す。昼間、一保堂でリルケとお茶をしていたら、結婚式に来てくれた大学院の友人、助奈探くん(稀にブログに登場している)がレジでお会計をしているのに出くわし、「京都に来てたの?!凄い偶然だ、後で先斗町で飲みに行こう」となり、三人で「ぽんたこ」にふらりと入ったのだった。新婚旅行中に助奈探くんの恋愛相談に乗るという、おかしな夜だったなあ。しみじみ。

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この鴨ロースが乗った贅沢なタコ焼きは食べた記憶がないとリルケが言い張るのですが、ケータイに写真証拠がしっかり残っているので、たぶん食べたのだと思う。

店長がとても気さくな方で、他のタコ焼きもサービスしてくれました。「一つ聞いていいですか。トランプ大統領、アリですか、ナシですか」「ナシ!!(二人同時に)」と会話が盛り上がった。ご馳走様でした。

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楽しい先斗町もそろそろ店じまいの時間。フレッドアステア張りに道のど真ん中で踊り始めるご機嫌なリルケを連れて、フラフラと宿の方向に歩き出す。

小さく光る星が見えたのを、ぼんやり覚えている。



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by majani | 2018-01-27 02:17 | 食べる人々 | Trackback | Comments(4)

餅をつく

海外に住む日本人は、一時帰国中が総理大臣並みに忙しい。

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洋服・消耗品・酒や食材の買い物、普段会えない親戚や友人との再会、美味しい和食のため食い、小旅行、ビザ切替などと重なるとさらにツマラナイ事務的な用事…。そうこうしているうちに、疲れたまま、あっという間に飛び立つ日になっている。

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今回の一時帰国は、さらなるイベントが待ち受けていた。リルケの祖父母宅で例年行われる、昔ながらのお餅つきである。去年の末、私もとうとう初参戦することに。運動嫌いで気が利かないわたくしが、ちゃんとお役に立てるのだろうか。(実際あまり役に立てませんでした。)

何十年も使われてきた重い臼を、庭の物置からゴロゴロ出してきて下準備が始まる。

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冷たい井戸水で、手を震わせながら、リルケがもち米を研ぐ。それを一晩水に浸しておき、本番の餅つきは翌朝から開始される。

お餅つきといえば、えいやさ、よいやさ と杵をテンポ良く振り下ろすイメージが強いが、他にも色々な役割があり、メンバーの適性によって仕事が割り振られる。もち米を蒸篭で蒸す作業に始まり、それを臼に移す助っ人、餅つき係と返し手係、出来上がった餅をのす係、それを乾燥させる場所に移す脇役、など。効率よくテキパキ動く親戚の皆さんを観察していて、ひょえ~こんなに大変な作業なのか、と感心した。

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私は初めてということで色々なことを試させてもらった。ベテランのおじいちゃまの鋭い視線の下、へっぴり腰でフラフラと杵を持ち上げている恥ずかしい証拠写真が沢山残っている。

「うん、さっきよりだいぶフォームが良くなった」とかリルケに余計なコメントをされながら(フォーム関係あるの?)ふらふら、ぽこぽこ。「ああ、疲れたでしょう、もういいわよ~」と親戚の方から優しくストップがかけられるほど下手くそでした!

結果として、つきたての餅を真四角にのす地味な作業が一番向いていたようで(でもこれも意外とスピードと体力が必要なんですヨ)、最終的には黙々とのしのしやっていました。

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つきたてのお餅は手作業で一口サイズの丸餅にし、大根おろしに漬けたからみ餅として食べたり、きな粉やお手製のあんこで食べる。市販のものと全く違う食感。

大勢で協力し合っただけ、とても美味しく感じられた。

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乾燥させた餅は好きなサイズに切っていき(これまた力がいる)皆で仲良く分けてお持ち帰り。

後日、majaniさんは初めてのお餅つきとは思えないほどの上達ぶりでした、と優しいお手紙が届いたときは、私は謎の高熱を出して自分の実家でぶっ倒れていた。すっかりお餅つきをなめていました・・・。

何だかとてもジャパニーズなクリスマスの過ごし方。貴重な体験でした。



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by majani | 2018-01-17 03:15 | 食べる人々 | Trackback | Comments(8)

感謝祭がやってきた

やってきました、感謝祭。今回は感謝祭ディナーについて。

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本番の数日前、ユニオンスクエアのファーマーズマーケットをぶらぶらしながら、感謝祭ディナーの材料になるようなものを探した。寒空の下、厚いダウンのコートをまとった人たちばかり。もうクリスマスリースやモミの木などを売っている。

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リンゴが美味しそうだったので、今年のデザートはアップルクランブルを作ることに。ハニークリスプやグラニ―スミスなど、何種類か混ぜて使う。

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さて、感謝祭に欠かせないターキー。今年は奮発してオーガニック&フリーレンジの七面鳥に決定。その名も「ダルタニアン」というブランド。何だか強そうです。

20ポンド以上の巨大なターキーも売っているが、私たちは5人だけの感謝祭なので、10ポンドの比較的小さいものを選んだ。ブランド、品質、また下準備がしてあるかによって(事前に塩水に漬けて brine してあるものは高かったりする)、1ポンドあたり2ドルから5ドルくらいする。

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感謝祭当日、ダルタニアンくんの準備は朝から始まる。まず首などを切り取り、玉ねぎやセロリを一緒に投げ込んでストックを始める。本体を丹念にレモン汁で洗いながらマッサージすると、柔らかく焼き上がる。ターキーの下に、大きく切ったニンジン、セロリ、玉ねぎを敷いておく。

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ターキーはスタッフィングが付きもの。アンドゥイユソーセージ(チョリソーでも美味しい)、プレーンのクルトン、セロリ、リンゴ、玉ねぎが基本。他に砕いたくるみやマッシュルームなどを入れるとナッティーでスモーキーな香りと様々な食感が出てきて、さらに美味しい。

これらを塩コショウ、ベイリーフ、ローズマリー、タイムなど、好みのハーブで味付けをし、軽くオリーブオイルで炒める。最後にざくざく切ったイタリアンパセリを投げ込む。ターキーの中から出てきた giblets (日本でいうところのハツやレバーの部分)も細かく切り刻み、さっとフライパンで炒めてスタッフィングに加える。

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最近はスタッフィングを七面鳥の中で焼かず、別に調理する家庭が増えてきている。私たちはオールドファッションドなため、ターキーに stuff 、つまり詰め込んで焼く昔ながらの料理法を使う。

ぎゅうぎゅうにならない程度に、ダルタニアンくんの中にせっせとスタッフィングを詰めていく。残っているイタリアンパセリをブーケのようにして、それでお尻に栓をする。ターキーをマッサージするのに使ったレモンをそのまま中に放り込んでもヨシ。(はまりきらなかったスタッフィングは、キャセロール用の容器に入れておき、後でターキーの隣で焼く。)

オーブンに入れる前に、これでもか!と思うくらいの量のバターをターキーに塗り込む。大きいターキーの場合、皮の下にもバターを塗りこんでおくとしっとり焼ける。アルミテントをかぶせて、いよいよオーブンの中へGO。

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次にアップルクランブルやサイドディッシュに取り掛かる。今年はコーンブレッドのマフィンが初登場。生地に少しバジルを入れると、くどすぎない味で美味しかった。コーンミールが沢山残っているので、次回はハラペニョでも入れてみようかと思う。

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ひと段落したところ、家族で近所の散歩に出かけた。さすがは感謝祭の日、普段は新宿のような通りも、このように静まり返っていた。

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途中経過のダルタニアンくん。時々ターキーの様子を確認してストックをまわしかける。1ポンドにつき、15分焼くのが目安。仕上げに入ったらアルミテントを取り外し、強火でターキーの皮がこんがり焼けるようにする。

ターキーが濃い琥珀色になったら、一度オーブントレイから降ろして休ませておく。トレイに残っているターキーや野菜の汁にバター、ストック、酒を加え、トレイに張り付いた美味しいおこげも混ぜ込みながら、とろりとしたソースになるまで煮詰める。茶こしを通せば、透き通った美味しいグレービーが完成。魔法のようです。

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ターキーとスタッフィングの他に、ニンジンの冷製スープ、芽キャベツとニンニクのロースト、コーンブレッドマフィン、キノコのマリネ、マッシュポテト、ヤムの砂糖煮、ラディッシュのサラダ、チーズプレートなどのサイドディッシュを用意した。

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因みにターキーを切るのは家の主の役目、とされている。ちょっとごちゃごちゃして見えますが、とてもジューシーで美味しかったんですよ!

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お腹がもうポンポコリンだけれど、まだ食べる。デザートは、朝作っておいたアップルクランブルと、近所のイタリア食材専門店で買ったパネトーネ。本当はクリスマスに食べる物なのでしょうが、せっかくなので。

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パネトーネをスライスすると、こんなにフワフワ。

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感謝祭の残り物のおかげで、最近、朝ごはんが充実している。




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by majani | 2017-11-30 04:24 | 食べる人々 | Trackback | Comments(0)

感謝祭がやってくる

トライベッカを少し北に行ったところの Houseman というレストランで、友人とディナーをすることになった。(ニューヨークに来てから、食べ物の話ばっかりですね。)

店は、どこかヨーロッパの古い町並みを思わせる石畳のグリニッチ街に面している。トライベッカに最近引っ越した友人ルポがこのレストランの常連になろうとしていて、私はその助っ人として付き合った。

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この季節、根菜が美味しい。パースニップ、ビート、ニンジン、サツマイモなどを使った料理が、街中のレストランのテーブルを彩るようになった。

カリフラワーも今ピークシーズンだ。Housemanでは、オーブンで焼いた赤やオレンジの暖かい色彩の根菜と添えられて出てきた。オリーブ、ピスタチオ、ナツメヤシ、そしてハリッサという、チュニジアやモロッコなどの料理でよく使われるチリペッパーペーストが敷いてある。普通の野菜のオーブン焼きも、北アフリカ風(?)のツイストがあると一段と美味しく感じる。

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こちらはラディッシュとコールラビのサラダ。クロテッドクリームとゴートチーズで和えてあり、カラスミの一種であるべっ甲飴の色をしたボッタルガがぱらぱらっと振ってある、シンプルに見えてパンチが利いたサラダ。濃厚なクロテッドクリームが、ラディッシュのシャキシャキ感をうまい具合に引き立てている。また、メインのスパイシーなラム肉ソーセージと相性が良かった。

ラディッシュをぽりぽり齧りながら、友人と感謝祭の話をしていた。

七面鳥をどこで買うだの、炭水化物は何を作るだの、デザートはパンプキン系かアップル系かどうしたものか、と料理のプランニングで盛り上がった。今年グリーンカードを取得したばかりの友人は、ご主人側の親戚が訪ねてくるということで、非の打ち所がない「アメリカン」な感謝祭ディナーを成功させなければならないのだ、と少し鬱陶しそうにしていた。近くのバーに移り、彼女の in-laws の話を伺っているうちに、深夜になってしまった。

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感謝祭は日本のお正月のようなもので、帰省して家族が集まることが前提としてある。おせちの替わりに定番の料理は七面鳥、クランベリーソース、マッシュポテト、甘いヤム、芽キャベツのオーブン焼き、パンプキンパイ、クランブルなど。これらが大量に用意される。そうして滅多に顔を合わせない親戚とフットボールの試合をテレビで観ながら、ターキーを頬張り、一日中食べてやんややんやのお祝いのはずなのに、私の友人にとってそうであるように、ストレスの要因となるイベントとしても有名な感謝祭。「家族」にはどうも、「政治」が隠れているのである。

我が家の感謝祭は日本から両親と友人が来るだけで、比較的小さなグループで祝う。全員が日本人なので「感謝祭」というものに強い思い入れがあるわけでもなく、せっかくだからアメリカの伝統を楽しもう、ええいこの際ターキーも焼いちゃえ焼いちゃえ、というお気楽なノリなので安堵している。(頑張れ、友人!)

なあんだ、ナンデモアリフォルニアで着ていたコートでも十分じゃないかと思っていたら、いきなりぐっと寒くなったニューヨーク。本格的なオーバーコートを新調するべきか迷っているが、まず探し当てなければならないのはやはり、感謝祭のスターに変身してくれそうな新鮮な七面鳥。



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by majani | 2017-11-18 09:45 | 食べる人々 | Trackback | Comments(2)

チキンスープとクリングル

すっかり秋色のニューヨーク。近所の公園で散歩をすると、足の下で葉がポテトチップスのような音を立てる。

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今学期は授業を教える義務が無くて時間があるため、お楽しみでスペイン語の授業に通っている。そこで「風邪を引いたらどんなことをしますか?」と先生に聞かれ、「チキンヌードルスープを作ります」と自慢げに話していた矢先のことである。早速、リルケと代わりばんこで風邪を引いてしまった。

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病んでいる時、何故かとびきり美味しく感じるチキンヌードルスープ。厚く切ったセロリとニンジンを多めに入れ、冷蔵庫に残っている白ワインを投入するのが我が家の手法。このチャンキーな具沢山のスープを飲むとじわじわと元気が出てくる。

リルケが治りかけた頃、今度は私がダウンした。セーターやらマフラーを着込んでノートルダムのせむし男のようなシルエットになって家に引きこもっていると、こんな愉快なカタログが届いた。

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クリングルのカタログだ。私たちの前の住人宛てで届いた。

Kringle とはデンマークのお菓子で、巨大な円形のデーニッシュのこと。外はクロワッサンのようにサクサクでフレイキーで、上にアイシングがまわしかけてある。中身はくるみとサワークリームだったり、ラズベリージャムだったり、色々とある。

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あれ、カタログの船のロゴ、どこかで見たことあるなと思ったら、今年の春、このウィスコンシン州にあるクリングル専門ベーカリーが作ったラズベリークリングルを、カリフォルニアのトレーダージョーズでちゃっかり買って食べていたのである。

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リルケが「クリングルってなんだか分からないけれど、すごく気になる」とトレジョで大興奮して、当時は高いなあと思った9ドルだか10ドルだかを支払い、家に持ち帰った。

しかし今回届いたカタログをぱらぱら見ていると、クリングルが2個で42ドル、「感謝祭クリングル」が1個24ドル。そんなに高い物なの?クリスマスケーキも70ドル以上する。

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トレジョで買ったクリングルが随分と安くなっていたことをカタログを見て初めて知った。けれど味が so-so で、何日もクリングルを朝ごはんにして食べなければいけなったため、二枚目は買わなくていいね…となってしまったのだった。うん十ドル出せば、もっと素晴らしいクリングルが届くのだろうか。

自分で作った方が新鮮で美味しい(+安い)のではないか、と疑わずにはいられない。身体が元気になったら、自分のキッチンでクリングルを作ってみようと意気込んでいる。

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Seymour, R. 1836. "Old Christmas." Public domain.

話が飛ぶが、北欧と言えば、クリスマスに登場する Julbocken ユール・ボッケンを思い出す。文字通り、「クリスマス・ヤギ」である。小さい頃、ユールボッケンや手作りのニッセの人形(nisse は赤い煙突状の帽子を被った小人のこと)でクリスマスツリーを飾っていたのを覚えている。

よく見ると上の挿絵のユールボッケンに乗った Father Christmas も、湯気が立ち上るチキンスープらしきものを抱えている。何でしょうね、あれ。風邪を引いたりスープを作っていたりするうちに、あっという間にクリスマスになってしまいそう。

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因みに私が風邪を引いた時は、リルケは日本の大根をどこからか見つけてきて豚汁を作ってくれた。これも風邪に効きそうな感じ。

一人が弱っている時はもう一人の元気な方が料理をするので、安心して体調が崩せる。



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by majani | 2017-11-07 03:27 | 食べる人々 | Trackback | Comments(4)


カリフォルニアで博士号取得後、ニューヨークにやってきた学者のブログ。海外生活、旅行、お出かけの記録。たまに哲学や語学に関するエッセイもどきも。


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